老人ホーム7月献立で季節感のある代表的なもの

老人ホーム1

老人ホームでは入所している高齢者の方々に季節を感じてもらうため、季節に応じた献立を提供しているところが少なくありません。

また月々に代表的な料理を献立に組み込むことも多く、様々な趣向を凝らしているのです。そこで今回は、老人ホームの7月の献立で季節を感じることができる代表的なものをいくつか紹介していきます。

老人ホームに入所する時は持ち物に名前が書いてあるか必ず確認しよう。

そうめんを使った献立

7月は夏の暑さを感じやすいことから、高齢者でもあっさりと食べられるものが献立に組み込まれることが多い傾向があります。

その中でも季節を感じやすいことから人気を集めている代表的な献立として挙げられているのが、そうめんを使ったものです。そうめんは食欲が落ちている人でも手軽に食べやすいだけではなく、カロリーなどの栄養面もしっかりしていることから栄養補給の面でメリットの多い食材として重宝されています。

このため老人ホームの7月の献立にそうめんが入っているところが多く、七夕などのイベントにちなんだそうめん料理が提供されることもあるようです。参考サイト-老人ホーム|ウチシルベ

例えばそうめんを天の川に見立てたものや夏野菜をふんだんに使ったぶっかけそうめんなどが挙げられており、老人ホームによってはさらに趣向を凝らしたそうめんの献立を考えているところも多いです。

梅肉を使った献立

本格的な暑さが近づいてくる7月は夏バテや熱中症にかかる高齢者も少なくないため、夏バテ予防の献立が考えられることが多いです。夏バテ予防のためには塩分をしっかり摂取したいと考えているところも多く、7月献立の中に梅肉や梅を使った料理を組み込むところも少なくありません。

梅には夏バテや熱中症を予防してくれる成分や栄養素が豊富に含まれているほか、食欲不振を改善してくれる効果も期待できます。このため食欲が落ちやすい高齢者の健康を支える上で欠かせない食材として、梅肉や梅を使った献立を考える栄養士が多いのです。

実際に梅肉や梅を使った料理としては、野菜や肉に和える形で提供されているものが見受けられています。梅肉和えはさっぱりと食べやすいところが魅力ですし、様々な食材と相性がいいことから使い勝手のいいメニューとして利用されています。

また梅干しそのものや梅肉をおかゆに混ぜるようにすることで、効率よく塩分を体に摂取することができるところも魅力です。

豚肉を使った献立

梅肉や梅を使った献立と同じように、豚肉を使った献立も老人ホームの7月の献立に多く見受けられる代表的なものの一つです。豚肉に含まれているビタミンは夏バテを予防してくれる効果がありますし、体力や免疫力の落ちている高齢者の健康をサポートしてくれる栄養素が豊富であるところがポイントとなっています。

豚肉を使った献立そのものは7月の献立に顕著にみられるものではないものの、梅肉や梅干しそのものと組み合わせて使われることが多いなど、特に夏場に利用されることが多い食材・献立の一つだと言えます。ほかにも冷しゃぶにしたものや夏野菜と組み合わせたものなど、高齢者でもさっぱり食べやすいように配慮された内容で献立に組み込まれていることが多いようです。

またほかの料理がさっぱりしている場合は豚肉の脂で味の強さをカバーするなど、様々な工夫が施されていることもあります。

カレーを献立に組み込むところも多い

ほかにも老人ホームの7月の献立に組み込まれることが多いのが、カレーです。カレーは香辛料や香りによる刺激で食欲をそそるため、食欲不振を訴えている高齢者でも比較的量を食べることができるところがポイントだと言われています。

また肉や野菜をバランスよく食べることができるのはもちろん、白米もしっかり摂取できることから夏場の栄養補給にうってつけのメニューでもあるようです。そのため普段からカレーは献立に組み込まれている老人ホームは多いですが、特に夏場はその頻度を少し高くしているところも少なくありません。

7月献立に組み込まれるカレーは夏野菜を使ったものを中心として構成されていることが多く、普段よりも野菜をしっかり摂取できるように配慮されていることが多いようです。ほかにも老人ホームでは冷えてもおいしいカレーを提供しているところもありますし、同じカレーでも具材を変えてバリエーションを豊富にしているところもあります。

おやつにゼリーなど冷たいものを添えた献立も多い

さらに通常の料理だけではなく、デザートとしてゼリーや果物など冷たいものを献立に組み込んでいる老人ホームも多いとされています。これは夏バテなどの理由で食欲が落ちている高齢者は普通の料理よりもあっさりと食べられるゼリーや果物を好む傾向があるためで、あまりにも食欲が落ちている場合はゼリーや果物だけを食べるという人も少なくないようです。

またゼリーや果物はほかの食べ物よりも水分や糖分を含んでいるため、水分補給の一環として提供している老人ホームも増えてきている傾向が見受けられます。7月献立で組み込まれるゼリーや果物としては、七夕にちなんだものやスイカが代表的です。

スイカに関してはそのまま果物として提供されるものもありますが、ゼリー状にしたものを提供するところもあります。ほかにも夏にちなんだ見た目も爽やかなゼリーが好まれる傾向があり、目で見て楽しめる献立として人気を集めています。

ほかにも季節や行事に応じた献立が提供される

7月は土用の丑の日があるため、老人ホームの献立でも土用の丑の日は鰻が提供されます。ひつまぶしのようになっているものやうな丼のようになっているものなど、老人ホームによって献立は異なっているものの、土用の丑の日は共通して鰻が提供されるようになっています。

また7月の旬に合わせて野菜の天麩羅を提供するところもありますし、旬の食材を使った炊き込みご飯も人気の献立の一つです。さらに7月は七夕などの行事があることから、七夕にちなんだ献立や七夕を連想される見た目の料理が提供されることもあります。

これらの季節や行事に応じた7月献立は老人ホームによってそれぞれ内容が異なっており、同じ老人ホームでも年度によって様々なスタイルで提供されています。そのため自分の好みの献立が提供されているのかどうか事前にホームページなどで確認しておくことがおすすめだと言われており、ブログを掲載している老人ホームの場合は写真付きで内容を確認することが可能です。